みーるのひとりごと

ただのひとりごとです。

「世界」ってなんですか

「世界」って大学に入ってから本当によくききます。

 

大学生は主語や目的語を大きくしたいお年頃だから?  くっきりとした現実に向かい合わなきゃいけなくなってきて、ぼんやり語りたい時期だから?

 

「世界を変えたいんです!」

「世界中の人々を幸せにしたいんです!」

「世界にインパクトを与えることをします!」

 

こんなのよくききます。

最初は、「でかいビジョンだな〜、すごいな〜」と思ってたけど、あまりにもよくきくので、最近は「世界ってなんですか?」ってきくようになりました。

 

ちゃんとした考え持ってる人は、どーぞそのまま突き進んでくださいという感じです。そうじゃない人は立ち止まって考えてねという感じです。

 

わたしなりの答えは、「世界=自分のもつ全ての知識の集合体」です。

 

ちょっと話とぶけど、究極の客観ってありえないと思うんですよ。ということは全てはある意味での主観なのです。

だったらいくら客観視しようと思って「みる」世界も、「自分がみる世界」でしかないわけで。

「世界」はどこまで知っても「自分がみる世界」にしかなりえないんじゃないかと。だから世界は自分が持つ知識の集合体です。

 

「なんかわかんないけど世界変えたいわ」っていう人に、言葉通りの目標を達成するだけなら、「自分が本の数冊でも読めば世界は変わるぞ」と思っちゃいます。

またこういうこと言うから屁理屈だって話になるんですがね。

 

「我思うゆえに我在り」って言うじゃないですか、要はそういうことなんです。

自分がここになんらかの形で存在してることはまず間違いないけど、それが本当に人なのかはわからないし、自分が他者だと思っている大好きな人々もみんな自分の思い込みかもしれなくて、「世界」は決して丸くなんかなくて自分の妄想かもしれないので。

 

本当にそうならよくもまあこんな複雑な「世界」を創り上げたなあとは思うけど、その複雑さを知るわたしも「自分の世界」を複雑にすることに毎日勤しんでいるわけで。

 

なんだかごちゃごちゃしてきました。

 

普段軽々しく使ってる言葉を定義しにかかるのは楽しいですね。